『電話が掛けれない。秘密兵器?』

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マイ マネークリップ

先日、息子の家にタチ(助宗鱈の白子)をカミさんに届けてと頼まれ、腕時計を何気なく眺め夕飯に間に合うように、車で10分位のところに車でおっとり刀で駆け付けた。
さて、LINEアプリケーションで現着の発信を、あれ、携帯電話が無い。
息子の部屋番号は何だったっけ?取りあえずインターフォンあれ、違った。
ムーん一度帰るか? それも面倒だし、第一カミさんにボケたと笑われる。


そこでマネークリップに挟んである紙幣を持って運良く、目の前にLAWSON公衆電話も見える。

お姉さんに『申し訳ない、携帯忘れて最悪だ~、歳だねー』と言いたくなかったが誤魔化し10円を入れた両替を何も買わないでお願いし一つ覚えている、自宅に電話し息子に外まで出てきてもらって解決。なんと困ったものだ。
携帯はますます忘れられない物になった。殆ど鍵と同じレベルになった。
しかし、人付き合いも希薄になり、セキュリティーやらコンプライアンスやら、
電話を先方の自宅でも、携帯でも初めてだとまず出ないね。
大体NHKで知らない人からの電話に出ないようにと言っていたら、ナンバーディスプレイの無い家はどうするの?NTTの営業妨害にならないのかね?

スマートフォンの音声通話は個人中心の物になり、緊急時の不特定多数の通信手段として余り意味無くなるかも知れない。
『山⇒川』『母ちゃんの実家の名前は?』『ニイタカヤマノボレ』『トラ・トラ・トラ』となり『助けてー』と言おうにも間に合わないかもしれない。

我が家の固定電話はナンバーディスプレイも付いて居なくカミさんには有線電話には必ず出る事と教育してあるので、あるアナログ機器を導入した。


ご覧あれ!!
ZIPPOのタンクの中にも一枚100円硬貨も入っている。
これがなかなか話のタネなんだがすっかりお守りの様で気に入ってしまった。

 

『オヤジとS660と零式艦上戦闘機』

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S660

去年、わが大地、北海道に英国の誇りスーパーマリンスピットファイヤーが飛来した。
航続距離が短い迎撃戦闘機として開発された機体である。
その流麗な姿態に思わずおじさん達は息を呑んでしまうのである。
結局大騒ぎして勤め先に予め休みを取得して準備万端整えたのでありました。
だが、IWCの世界一周の旅、やはりなにが起こるか判らないのである。
WEBサイトでリアルタイムに飛行経過が判るのも時代と思った。
何処をどう飛行してどこに着陸したのがすべてPC一つで判ってしまう素晴らしさと恐ろしさに恐れ入りましたである。
おおむね今回の1フライトは700㎞で安全飛行をした様だ。
天候や、入国審査等で思い通りの飛行とは行かないようだ。
大騒ぎしたものの、私は仕事となり、友人が臨時でスピットが着陸した千歳に雄姿を見に行きアブラゲをさらわれた格好になる。
あの銀色の英国のシルバースピットファイヤーは今回が日本本土初着陸と思う。
私の生きている間には二度と実物にはお目にかかれないだろう。

さて、スピットと比較すると、色々な本で読むと零式艦上戦闘機は増槽を付けると巡航で何と3000㎞可能らしい。
本当に実戦時はおしっこ垂れ流しの航続距離だったそうである。
戦中搭乗員が驚いてなんと酷い飛行機を作ってくれた、設計者を恨むと言った搭乗員も居たほど、嬉しくも、
過剰労働になるくらいのあきれた位の時間飛べた様である。
資源不足の中、国力と官民一体の工業力と技術と武士道精神の塊の様な賜物であったのだろう。
スピットファイヤーの容姿と負けず劣らず、日本的な初運用時の飴色の輝く華奢な美しい姿は、
これが戦闘機かと思うような佇まいで日本刀にも似た高貴な匂うような美しさは素晴らしい。

現在軽HONDA車に乗っている私は、今もスバリストを自負している。
前は、子供も小さく、親もともに暮らし、仕事を熟し、一台で家族を安全に可能な限り全天候で移動できアイデンティティがあるメーカー。
そしてマイナーなメーカーとして現在も飛行機を作っているとなると中島飛行機であり富士重工業とSUBARUを選定したのだった。

時が経ち親が鬼籍に入り子供達が巣立ち、夫婦二人で暮らすようになり仕事の愛機であったインプレッサも仕事が変わり通勤も車移動はなくなり、
インプレッサを手放してR2一台で過ごしてきた。

ところがやはり楽しい車が無いとさみしいのである。
都心部では駐車場も少なく、路上駐車もままならない。
公共交通機関も充実し、運動のためにも歩いてもどこでも行け不便はないはずであった。

そんな一寸物足りなさを感じた時、いよいよS660が制式発売されると聞き一機一式250万円、発動機は直列三気筒ミドシップ搭載、
搭乗員二名複座、制式燃料搭載量二十五L、前後輪異型タイヤ、オープンカーで屋根が幌布製(零式艦戦もエルロン等一部布張!)で
極め付けは世界に唯一の軽スポーツカーなのである。

一度もTVでお目にかかれない、WEBで観たその姿が目に焼き付いて離れなかった。
おまけに、お決まりの受注生産で、値引きはしない、すぐには手に入らない、ディーラーの営業も詳細は判らない販売体制だ。
まったく本当にベールに包まれた、開戦前の極秘の新型戦闘機の様なのである。

今までスバルも新車はディーラーに下取りの車で自分で受領しに行ったが、今も心はスバリストの私は偶然にも町内会の我が家の向かいの
HONDAカーズで徒歩1分に我が愛機を受領に行ったのだった。
そこには、初めて自分で新車を買った以来の喜びと感動の車があった。
出来れば、これが水平対向4気筒660CCだったらどんなにうれしいか? 
っと思ってしまう。バイクは嫌いな方だったが、本田総一郎は好きだった。HONDAイズム良いじゃないか、
そうだHONDAJETも一応一社で全てエンジンも機体も自社製だ。中島飛行機富士重工と似ているじゃないかとS660との夢の様な生活が
始まったのだった。

以下後日に続く。

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平和な銃器

2020平穏に明けた歳だったが、アメリカとイランとの紛争が起こり、きな臭いニュースが世界中に広まった。
まずアメリカが先手を出した格好で一歩間違えば、第三次世界大戦へとも騒がれた程だった。


馬鹿な事をするトランプと言われているが、平和な日本人には判らない、安全保障の遣取りがあり、大火に成らぬうちに小さな火種を消しに掛かったのがトランプ大統領の本音だろう。すると武力の弱いイランが速攻報復に出た。
何故今どきこの様な暴挙をするのかと日本人はドラマの様に事を考えるが、
日本の原子力発電も、ロケット宇宙開発も言い方を変えればすべて軍事に関わる事に繋がる。国家の存続のため外交と国益と威厳を保つために各国が行っている事であろう。


北朝鮮のミサイルも怪しからんと言うが、我が国のホリエモンロケットやJAXAのロケットもミサイルと同じで一喜一憂して成功を希望し期待して賛同している。
自分の遣ってる事は正義で、怪しいところがやると悪になる。いつもの事だがね。

危険物の受験試験の際に、先生が危険物は危険で厄介だから危ないです。が、すべて使い方を間違えなければ、人類にとってとても有益な物だと言っていたのが思い出される。
まさに危険と隣り合わせ。正義の銃砲、正義のナイフなんてなくて正しい人が使えば正義の銃砲とナイフになり、悪人が使えば悪い銃とナイフになる。


昔、竹村健一の話だったが、『ハツカネズミとハリネズミとライオンの話』があって今でも記憶に残っている。
有る時、小腹の空いたライオンの前に生意気そうな、白ネズミとハリネズミが目に付いたそうな、ライオンにとっては腹の足しにもならない、おつまみ程度だったのだけど、ちょっかいを出してきて煩かったので、どっちから喰って威厳を見せてやろうとこの二匹を見比べた。やはり白ネズミが食べやすそうだったので、つき出しのおつまみで食し、続けて口直しにハリネズミもと思ったら喰いにくそうだったので、ライオンは俺これそんなに好きじゃないわ!と言ったそうな。

そんなわけでやはり弱いながらも抵抗の意志は男として国家として、はったりを掛けて、ポーカーフェイスで正しく堂々と示さなければならない。

勝手なもので、やはり平和ボケした私も目先の株価と重油の価格動向が気になり、あら、アラ困ったと心配したが、思わぬ方向へ向かって政治が動き出した。
イランの航空機誤射事故である。
間違ってならぬ事態が起こってしまい。イランが自分の同胞と敵国でない民間機にミサイルを打って撃墜してしまった格好だ。
戦闘の火ぶたが切られると、動揺してあっては成らない事が起きてくる。
これからどうゆう方向に騒動が向かうのか図り知れない。

お互いカードを見せて意地を見せたわけで、収束に向かう事を祈っている。

自衛隊の射撃指揮命令で『発射よーいーーー・・・・・ てー!』と言うのだそうな。
予令と動令の発声の仕方で『発射よーいーーー・・・・・うてー!』じゃ『う』と『て』に一瞬のタイムラグがあるという。
瞬時の決断が求められる安全保障関係、我が国もいつ間違いが起こるか判らない。
何処の軍隊でもそのような事例が過去にもいくつも起こっている。
この事故が良い方向で戦争を回避する方向に向えば良いが?

『X-pro1』

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先ごろフジフィルムからX-pro3が発売された。
昔からカメラが好きで、あくまで趣味として芸術の香りを嗜もうと大見得を切ってリコーサンキュッパの一眼レフからカメラの道に入った。
本当は写真の道に入ったと言いたい所だが、機械好きがこうじてカメラ好きになったわけだ。

さて、写メールだ、サイバーショットだと所詮フィルムには叶いませんわ!
とサブカメラとレンズを結構ストックしていたわけで、それがである。
いつの間にか時代は過ぎ、さっさとデジタルの世界になってしまっていたのだ。
我が愛機CONTAX RTSの2台持ち、サブにTも持って運動会、学芸会とプロカメラマン気取りで取りまくっていたものだ。子供も大きくなり、仕事も忙しくまた芳しく無くなりカメラどころではなくなってしまった。
そのカメラ趣味が復活したのがFUJI X-10が発売になる事がきっかけとなった。

WEBで見かけると大そう可愛く渋く、謙虚で、おしゃれで、身の丈を心得て居る様な佇まいに惚れ込んで発売前に予約してしまった。
今までは、見て、聞いて、触って、ムーンとうなって買ったものだが、WEBの時代発売前に大体の事が判ってしまって納得ずくで購入した。
手元に届くと、思った以上に大人っぽくちょっと風流で大そう気にいった。      

この変わり種のカメラに気の付いた人には、ずいぶんと説明を求められたものだった。結構目立った様だ。
ただ、光学ファインダーが判って買ったが駄目だった。その後、x-100S、も手に入れ、それでも物足りなく、過去のレンズ群が使えるぞととうとうX-pro1を手に入れ
ショートズームも購入にオート撮影とツァイスレンズでマニュアルと楽しんでいる。
そしてまた気になりだしたのがX-pro3だ。

開発者は奥方に問い詰められないようにまった同じフォルムで出してきた。これならシルバーを買わない限り、お母ちゃんから怒られないだろう。だが中身は別物、なかなか面白いと言うか、大胆と言おうかよく出してくれたと思う。是非にも手に入れたいが懐具合がね!
Nikoncanonも大変そうであるのでFUJIには健闘してもらいたい。

『無農薬 無肥料 自然農法』

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今年も私のもう一つの仕事が、今季終了して一息ついている今日この頃だ。
定年退職をして現在メインの仕事は、某老朽マンションのボイラー設備管理技術員をしている。
5月から11月中旬にかけて休日を利用し運動を兼ねて週に2回位、農業の手伝いをしている。
この素晴らしき農園は私の小学校の時の友人で不動産業の傍ら、この農園を10年試行錯誤の上、2人で営農している。
街の中で生まれ育った人間とたまたまある会で知り合った、道北の開拓農家の倅が同じ志を持って意気投合しタッグを組んで運営している。


今から3年前にお声が掛り、物珍しさと私の心にも思う気持ちもあり、取りあえず物見遊山の奉仕の軽い気持ちで出かけた訳である。

私も過去に食糧関係の小売業をしていたため、また現在の飽食の時代にあって、

『呑む前に飲む、食べる前に飲む』
なんで言うクダラナイ胃腸薬のCMもあるがとんでもない事がまかり通る世の中である。ヘルシーに豚肉の油落としをしましょうとか遣っているが、根本食べ過ぎなんだろうと思う。


さて良く巷で聞く自然農法とは一体何ぞやと思い、馳せ参じたのだった。

最初の年はビニールハウスの設営手伝いから始まり、各種の一般的な野菜作りを手伝った。
当初野菜をそれほど旨いと思った事ははっきり言ってなかった。
この無農薬無肥料の農法にこだわってひたすら最小限の機械を用い、開拓農家の倅の幼いころの父から教えに沿った事をもくもくとひたすら試行錯誤で迷いながら遣っている。今まで旨いと思うのは、やはり肉か魚であったがそれがである、
この農園で自分で汗水垂らして関わった、ジャガイモ、ニンジン、サツマイモが、嫌いな物が、有り難味を持って食べられる様になったのだった。
やはり関わって覗いてみて物の本質を一寸判ると頭が有りがたく、そしておいしく感じるのであろう。
いや本当にこの食物は奇跡の様な貴重な食べ物と化した。

種イモを植える時は今年の声掛けは『ありがとう』と声をかけて植えてくれと言う事自体気持ちが素晴らしいのである。
清々しい風景と綺麗な空気とほのぼのとした人との農作業は私にとって心洗われる体験であった。

何気ない農作業の会話の中にも人生訓がひしひしと感じられ、何か禅問答をしているかの様だ。その自然と暮す奥深さ人間臭さに私はすっかり魅了れたのだった。

私はいつも言葉は悪いが、フィットネスセンターのランニングマシーンに乗って得意げにランニングやリフティングしている人たちを家内には良く、『金を払って掛けっこしてるモルモット見たい。』と言っていた訳で、私は病気のリハビリなら納得出来るが健常者が金をわざわざ払ってあんな事(失礼)は決してやらないと思う。
そんなエネルギーが有れば、もっとエコに野山を自然に走ったり、山に登ったり、担いだりすれば良いと思うが人それぞれである。

この農場の流儀は無農薬、無肥料の完全自然農法だ。雑草を引っこ抜いてそれが堆肥となりまた来年作物に宿る事になる。
ここで取れる作物は少し小さめ、粒が揃わない、虫に喰われる量がかなり多い。
普通に見るとどうしてもこれで元が取れるのかと思うが友人曰く、自分の思い通りのやりか方で、作物が出来れば良いのだそうだ。
これからも動ける限り一人で続けて行くそうだ。私の様なシンパが数人日替わりで手伝いに来ている。これからも私も体の動く限りり愛車を駆って馳せ参じたい。

『狼煙』

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 今年の夏も遭難・救助のニュースが度々耳に入って来た。

携帯電話のGPSだ、バッテリーだ、ナビゲーションだ、Twitterだと百花繚乱だ。

まあ現代もちろんそれも大事、それも必要でしょう。

 

ひと昔前の、昔のニュースで山で遭難して不幸にも亡くなると、

新聞やテレビのニュースで記事の最後にこの登山者は登山ナイフすら持って居なかった。登山者として装備を確実にしなければ、と良く結ばれていたものだ。

 

北海道の片隅で育った身では、野外は今でも四季を通して危ないのである。

ちょっと車で出ると携帯電話の通信圏外がかなりある。

圏外の携帯電話は遺書を書くくらいしか使えない。

 

北海道人は本州(北海道では言う)から来た人には大抵大見栄を切る。いや脅す。

この辺は、前に熊が出て死んだ人がいるとか、鹿なんてそこら中にいるとか、

キツネなんか家で飼っていると同じだわ。とか、ま、これは無いけど、

つい口から出てしまう。

ちなみに、私はかなり若いころ単独で数えきれないほど、川釣りで山中に入ったが熊に出くわした事は、自慢するが一度もない。

 

さて、この年になり自分一人で山に入って迷ったら何もせずに即身成仏になるのも

一つの方法だが、これから我が国を背負って立つ若い世代や家庭持ちの男に言いたい。

遭難したら、狼煙を上げよう! 国立公園でも何でも非難されようが死ぬよりましだ。

緊急避難である。パーティーを組んでいたら人命救助にもなる。

大体火をつけようと思った火はなかなかつかない。

取りあえず、目印になる煙が出ればいいのである。

頑張って昔のインディアンの様に狼煙をあげよう。狼煙である。

そのためには、最低ポケットナイフとライター位は煙草を吸わなくても野外へ出かける時は持って出よう。警察官に職務質問されても堂々と答えましょう。

おどおどしてはいけません。

携帯電話が利用出来ればまず連絡。

バッテリーを節約するために、定時連絡を心がける。

そして、消防・警察・民間団体・ボランティア・ヘリコプター等迷惑を最小限にするには、救助隊の気配があったら、躊躇なく昔ながらと言うか太古から脈々と繋がる通信手段の狼煙を挙げれば助かる命も多いと思う。

諸兄はいかがお思いになるか?