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平和な銃器

2020平穏に明けた歳だったが、アメリカとイランとの紛争が起こり、きな臭いニュースが世界中に広まった。
まずアメリカが先手を出した格好で一歩間違えば、第三次世界大戦へとも騒がれた程だった。


馬鹿な事をするトランプと言われているが、平和な日本人には判らない、安全保障の遣取りがあり、大火に成らぬうちに小さな火種を消しに掛かったのがトランプ大統領の本音だろう。すると武力の弱いイランが速攻報復に出た。
何故今どきこの様な暴挙をするのかと日本人はドラマの様に事を考えるが、
日本の原子力発電も、ロケット宇宙開発も言い方を変えればすべて軍事に関わる事に繋がる。国家の存続のため外交と国益と威厳を保つために各国が行っている事であろう。


北朝鮮のミサイルも怪しからんと言うが、我が国のホリエモンロケットやJAXAのロケットもミサイルと同じで一喜一憂して成功を希望し期待して賛同している。
自分の遣ってる事は正義で、怪しいところがやると悪になる。いつもの事だがね。

危険物の受験試験の際に、先生が危険物は危険で厄介だから危ないです。が、すべて使い方を間違えなければ、人類にとってとても有益な物だと言っていたのが思い出される。
まさに危険と隣り合わせ。正義の銃砲、正義のナイフなんてなくて正しい人が使えば正義の銃砲とナイフになり、悪人が使えば悪い銃とナイフになる。


昔、竹村健一の話だったが、『ハツカネズミとハリネズミとライオンの話』があって今でも記憶に残っている。
有る時、小腹の空いたライオンの前に生意気そうな、白ネズミとハリネズミが目に付いたそうな、ライオンにとっては腹の足しにもならない、おつまみ程度だったのだけど、ちょっかいを出してきて煩かったので、どっちから喰って威厳を見せてやろうとこの二匹を見比べた。やはり白ネズミが食べやすそうだったので、つき出しのおつまみで食し、続けて口直しにハリネズミもと思ったら喰いにくそうだったので、ライオンは俺これそんなに好きじゃないわ!と言ったそうな。

そんなわけでやはり弱いながらも抵抗の意志は男として国家として、はったりを掛けて、ポーカーフェイスで正しく堂々と示さなければならない。

勝手なもので、やはり平和ボケした私も目先の株価と重油の価格動向が気になり、あら、アラ困ったと心配したが、思わぬ方向へ向かって政治が動き出した。
イランの航空機誤射事故である。
間違ってならぬ事態が起こってしまい。イランが自分の同胞と敵国でない民間機にミサイルを打って撃墜してしまった格好だ。
戦闘の火ぶたが切られると、動揺してあっては成らない事が起きてくる。
これからどうゆう方向に騒動が向かうのか図り知れない。

お互いカードを見せて意地を見せたわけで、収束に向かう事を祈っている。

自衛隊の射撃指揮命令で『発射よーいーーー・・・・・ てー!』と言うのだそうな。
予令と動令の発声の仕方で『発射よーいーーー・・・・・うてー!』じゃ『う』と『て』に一瞬のタイムラグがあるという。
瞬時の決断が求められる安全保障関係、我が国もいつ間違いが起こるか判らない。
何処の軍隊でもそのような事例が過去にもいくつも起こっている。
この事故が良い方向で戦争を回避する方向に向えば良いが?